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生前整理と遺品整理の違いは?親が元気なうちに始める順番

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こんにちは。みのるです。親の家のことを、国や市の資料と、知恵袋やXの投稿をもとに書いています。(→みのるのプロフィール)

悩む人 悩む人

親が元気なうちに、実家の片付けを始めておきたいと思っています。
生前整理と遺品整理は、何が違うんでしょうか。
何から始めればいいか知りたいです。

生前整理は、本人が元気なうちに自分の物を整理することです。
遺品整理は、亡くなったあとに家族が整理することです。

いちばんの違いは、本人が自分で決められるかどうかです。
残す物、手放す物、スマホの中身や遺言まで、本人が決めておけば、あとで家族が迷わずに済みます。

このページを読むと

  1. 生前整理と遺品整理の違いが分かります
  2. 元気なうちにしかできない準備が分かります
  3. 業者に頼むときの確かめ方が分かります

家の片付けを業者に頼むなら、生前整理も見積もりを並べて比べられます。
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ほかの地域の家の頼み先は、下の記事で紹介しています

生前整理と遺品整理の違い

2つの違いは、次のとおりです。

項目生前整理遺品整理
する人本人と家族家族や相続人
決める人本人相続人が話し合って決める
注意する点本人の気持ちに合わせる相続放棄を考えているなら処分の前に止まる

遺品整理では、親の物は相続した財産として扱われます。
相続した財産を処分すると、相続を認めたとみなされ、相続放棄ができなくなることがあります。

条文は e-Gov 法令検索の民法 第921条で読めます。

生前整理なら、持ち主の本人が自分の物を決めて手放すので、相続放棄の決まりとは関わりません。
残された家族が、あとで一つ一つ迷うことも減らせます。

元気なうちにしかできない準備

スマホを手に家族と話す親

物を片付けること以外にも、本人が元気なうちにしかできない準備があります。

スマホのパスワードを家族に残す

国民生活センターには、亡くなった家族のスマホが開けずに困った相談が寄せられています。

亡くなった兄のネット銀行の口座を確かめたくて、携帯電話会社の店舗にスマホの画面のロックの解除を頼んだが、「初期化はできるが、画面のロックの解除はできない」と言われた。

出典は 国民生活センター「始めましょう!デジタル終活」です。

同じ案内は、次のような備えを紹介しています。

名刺大の紙にパスワードなどを書き、修正テープで隠した「スマホのスペアキー」を作り、家族が見つけられる場所に置いておく。

毎月支払いのあるネットの契約は、サービス名とIDとパスワードを整理しておきます。
エンディングノートを使うことも勧められています。

遺言書を法務局に預ける

自分で書いた遺言書は、法務局に預けることができます。

法務局に遺言書を預ける手数料は、1通につき3,900円です。
法務局に預けられた遺言書は、家庭裁判所の検認が要りません。

出典は 法務省「自筆証書遺言書保管制度 手数料」と裁判所「遺言書の検認」です。

自宅にしまった遺言書は、見つけた家族が家庭裁判所で検認を受けることになります。
遺言書と、見つけたときの扱い方は、次の記事にまとめています。

遺品整理で捨ててはいけないものは?遺言書とスマホは処分の前に確かめる

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家をどうするかを話しておく

親の判断する力が落ちると、家を売るなどの手続きが難しくなることがあります。
元気なうちに、実家を残すか手放すかを家族で話しておきます。

認知症の親の不動産は売却できる?成年後見と売却までの手順

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生前整理を始める順番

本人が疲れないよう、小さく区切って進めます。

STEP
  1. 通帳、保険、年金などの大事な書類の置き場所を決める
  2. スマホやネットの契約を書き出し、スペアキーを作る
  3. 本人が残したい物と、手放してよい物を分ける
  4. 大きな家具や使わない部屋の物から手放す
  5. 自分たちで運べない物は、業者に見積もりを頼む

一度に全部を片付けなくてかまいません。
本人の気持ちに合わせて、1日1か所ずつでも進めれば十分です。

業者に頼むときに確かめること

紙を前に話す親子

家具が多い家は、業者に頼むと早く進みます。
遺品整理のコンシェルジュは、公式サイトに次の生前整理の事例を載せています。

マンションの生前整理で、費用の目安は15万〜25万円(税込)、作業は7名で2日でした。

出典は 遺品整理のコンシェルジュの公式サイトの事例です。

費用は物の量で大きく変わるので、2〜3社の見積もりを並べて比べます。
本人が立ち会えるうちに頼めば、残す物を本人が作業の人に直接伝えられます。

見積もりの内訳と、費用が高くなる条件は、次の記事にまとめています。

遺品整理の相場は間取りでいくら?見積もりの内訳と高くなる条件

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業者の選び方と、ほかの地域の家の頼み先は、次の記事にまとめています。

遺品整理業者の選び方|許可と資格と見積もりの3点で決める

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よくある質問

生前整理は、何歳から始めるものですか

決まりはありません。

本人が元気で、自分で決められるうちに始めるのが目安です。

親が生前整理を嫌がります

無理に進めなくてかまいません。

まずは大事な書類の置き場所と、スマホのスペアキーから頼んでみます。

生前整理でも、業者に頼めますか

頼めます。

遺品整理の業者の中には、生前整理も受けているところがあります。

生前整理を始めるために今日できること

生前整理と遺品整理のいちばんの違いは、本人が自分で決められるかどうかです。
元気なうちに、本人にしか決められないことから始めます。

  1. 大事な書類の置き場所を、家族で確かめる
  2. スマホのスペアキーを作り、ネットの契約を書き出す
  3. 実家を残すか手放すかを、元気なうちに話しておく

本人が決めたことが残っていれば、いつか遺品整理をする家族の負担は大きく減ります。

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