親の家、どうする 相続した実家と空き家の、次の一手を決める
家族の話

実家の売却で後悔する人としない人|手放す前に確かめる3つ

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こんにちは。みのるです。親の家のことを、国や市の資料と、知恵袋やXの投稿をもとに書いています。(→みのるのプロフィール)

悩む人 悩む人

誰も住まなくなった実家を、売ろうかと考えています。
でも、売ったあとで後悔しないかが心配です。
何を確かめてから決めればいいんでしょうか。

実家を売ったあとの後悔は、値段、時期、気持ちの3つから出てきます。
どれも、売る前に確かめておけば避けやすいものです。

特に値段と時期の後悔は、書類と期限を知っているかどうかで決まります。
気持ちの後悔は、手放す前にやっておけることがあります。

このページを読むと

  1. 実家を売ったあとに後悔しやすい点が、先に分かります
  2. 売る前に探しておく書類と、税金の期限が分かります
  3. 気持ちの整理のために、手放す前にできることが分かります

実家の売却で後悔が出るのは値段と時期と気持ち

実家を売ったあとの後悔は、次の3つに分かれます。

  • 値段の後悔 もっと高く売れたかもしれない、思ったより税金がかかった
  • 時期の後悔 税金の特例の期限を過ぎてから売ってしまった
  • 気持ちの後悔 思い出の物を残さずに手放してしまった、家族の気持ちを聞かなかった

値段と時期の後悔は、制度を知っていれば防げるものです。
気持ちの後悔は、防ぐというより、手放す前に区切りをつけておくものです。

父が設計した家を手放せない気持ち

実家の前で家を見上げて思い出をたどる人

実家を売ると決めきれない理由の多くは、値段ではなく気持ちです。
知恵袋には、こんな相談がありました。

空き家の実家を売却する勇気のないかたいてますか? 思い出が沢山詰まってて、立地もよく、そもそも父が土地を探してきて、設計した家です。

出典は Yahoo!知恵袋の投稿(2026年9月)です。

親が建てた家、親が手を入れ続けた家は、ただの建物ではありません。
売るのをためらうのは、自然な気持ちです。

みのる みのる

売るかどうかは、今すぐ決めなくても大丈夫です。

ただ、決めないあいだも税金の期限は進みます。値段と時期のことだけ、先に確かめておきます。

値段の後悔を防ぐ

値段の後悔は、2つの場面で出てきます。
売る値段そのものと、売ったあとにかかる税金です。

売る値段は、同じ家でも会社によって大きく違います。
1社だけで決めずに、2〜3社に聞いてから比べます。

空き家の買取はどこに頼む?現状のまま手放せる相談先の選び方

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税金のほうで効いてくるのが、親がその家を買ったときの値段です。

相続した家を売ったときは、親がその家を買ったときの代金をもとに、もうけ(譲渡所得)を計算します。
買ったときの代金が分からないと、売った金額の5%を買ったときの値段とみなして計算します。

出典は 国税庁 No.3270と国税庁 No.3258です。

5%で計算すると、もうけが大きく出て、税金が高くなりやすくなります。
実家の片付けのときに、親が家や土地を買ったときの契約書や領収書を探しておきます。

仏壇の引き出しや、書類箱に残っていることがあります。
家を片付ける前に、書類だけは先に分けておくと見落としにくくなります。

時期の後悔を防ぐ

時期で後悔しやすいのは、税金の特例の期限です。
親がひとりで住んでいた家を相続した場合、売って出た利益から最高3,000万円を差し引ける特例があります。

この特例は、相続した日から3年目の年の12月31日までに売ることが条件です。
迷っているうちに期限を過ぎると、使えなくなります。

出典は 国税庁 No.3306です。
1981年5月31日以前に建てた家であることなど、ほかにも条件があるので、先に確かめておきます。

売ったあとに見つかる家の不具合も、時期を選ばない後悔のもとです。

売った家に、契約と違う不具合が見つかると、買主から修理や減額を求められることがあります。

「責任を負わない」と約束して売っても、知っていて伝えなかった不具合は、責任を逃れられません。

条文は e-Gov 法令検索の民法 第562条と第572条で読めます。
雨漏りやシロアリなど、知っている不具合は先に伝えておくほうが、あとで揉めずに済みます。

気持ちの後悔を防ぐ

手元に残す思い出の品を小さな箱にまとめる人

気持ちの後悔は、手放す前に区切りをつけておくと軽くなります。

STEP
  1. 家の中と外を、写真と動画で残しておく
  2. 手元に残す物を、箱1つなど量を決めて選ぶ
  3. 兄弟や親戚に、残したい物がないかを聞いておく
  4. 最後に家族で家を訪ねる日をつくる

全部を残そうとすると、片付けが進まなくなります。
量を決めて残す物を選ぶと、全部を背負わずに済みます。

売るか残すかで兄弟と意見が分かれるときは、次の記事も参考になります。

実家の相続で兄弟と揉めるのはなぜ?共有名義と分け方の決め方

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売らない選択肢とその費用

売らずに持ち続ける道もあります。
ただ、誰も住まない家にも、毎年お金がかかります。

  • 残して時々使う実家の近くに家族がいて、手入れを続けられる人
  • 貸す借り手が見つかりそうな場所にあり、修繕の費用を出せる人
  • 更地にする建物は古いが、土地に使い道がある人。解体すると固定資産税が上がる点に注意します

更地にしたときの税金の変わり方は、次の記事にまとめています。

空き家を更地にすると固定資産税はどうなる?解体前に確かめる3つの数字

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よくある質問

実家を売ったら後悔しますか

後悔のもとは、値段、時期、気持ちの3つに分けられます。

どれも、売る前に確かめておくことで軽くできます。

親が家を買ったときの書類が見つかりません

見つからないと、売った金額の5%を買ったときの値段とみなして計算します。

税金が高くなりやすいので、片付けの前に書類を探しておきます。

売る前にリフォームしたほうが高く売れますか

リフォーム代が売値に上乗せできるとは限りません。

古い家を現状のまま買い取る会社もあるので、先に査定を比べてから決めます。

実家を手放す前に今日できること

実家の売却の後悔は、値段、時期、気持ちの3つから出てきます。
売る前に確かめておけば、多くは避けられます。

  1. 親が家を買ったときの契約書や領収書を探す
  2. 3,000万円の特例の期限を、カレンダーに書き込む
  3. 家の写真を撮り、残す物を箱1つ分選ぶ

売るかどうかを決めるのは、この3つを確かめてからで間に合います。

実家を相続したら何から?空き家にする前に決める5つの順番

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