親が住んでいた空き家を、解体して更地にしようと考えています。
業者に頼めば、手続きも全部やってもらえるのでしょうか。
空き家を解体するときは、工事の前と後に、届けや登記が要ります。
業者が出すものと、持ち主が出すものがあります。
工事の前は、建設リサイクル法の届けと、石綿の事前調査の報告です。
取り壊したあとは、1か月以内に建物の滅失登記をします。
この
- 解体の
前と 後に 要る 手続きと 期限が 分かります - 持ち主が
出す届けと、 業者が 出す報告の 違いが 分かります - 親の
名義の 家を 壊した ときの 登記が 分かります
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解体の前と後に要る手続き
床面積が80平方メートル以上の建物を解体するときは、次の手続きが要ります。
| 手続き | 出す人 | 期限 |
|---|---|---|
| 建設リサイクル法の届け | 解体を頼む持ち主 | 工事を始める7日前まで |
| 石綿の事前調査の結果の報告 | 元請けの解体業者 | 工事の前 |
| 建物の滅失登記 | 登記の持ち主 | 取り壊してから1か月以内 |
見積もりのときに、どの手続きを誰が出すかを業者と決めておきます。
持ち主が出す建設リサイクル法の届け

建設リサイクル法では、解体を頼む人を「発注者」と呼びます。
発注者は、延べ面積80平方メートル以上の建物を解体するとき、工事を始める7日前までに届けを出します。
出典は北茨城市の建築物を解体予定の方へです。
広島市は、届けに工事の工程表、解体する建物の写真、近くの地図を付けるよう案内しています。
出典は広島市の住宅などを解体するときの届出や手続きについて知りたいです。
届けの出し先は、市や県によって違います。
家のある市の建築の窓口に聞きます。
石綿の事前調査は業者が報告する
石綿は、アスベストとも呼ばれ、古い建物の建材に使われていることがあります。
2022年4月1日以降に始める工事で、解体部分の床面積が80平方メートル以上なら、元請けの業者が石綿の事前調査の結果を自治体に報告します。
出典は大阪府の石綿事前調査結果報告制度についてです。
厚生労働省の石綿総合情報ポータルサイトも、報告は労働基準監督署と自治体に、元請けの事業者が行うとしています。
出典は厚生労働省の石綿事前調査結果報告システムについてです。
見積もりのときに、事前調査の費用が見積もりに入っているかを確かめます。
取り壊したら1か月以内に滅失登記

建物を取り壊したら、登記簿から建物を消す「滅失登記」をします。
建物がなくなった日から1か月以内に、登記の持ち主が申請します。
正当な理由なく怠ると、10万円以下の過料の対象です。
出典は不動産登記法の第57条と第164条です。
親の名義の家を壊したとき
東京法務局などのガイドブックは、親の名義の建物を壊したときの登記に答えています。
相続人の1人から、相続人だと分かる戸籍や除籍の謄本を付けて、建物の滅失登記を申請できます。
出典は東京法務局などの相続登記ガイドブック(Q&A編)です。
登記されていない建物の手続きは、次の記事にあります。
解体のあとに変わる税と費用
家を壊すと、土地の固定資産税が上がることがあります。
家が建っている土地に使える特例が、外れるためです。
解体の費用を誰が払うかと、使える補助は、次の記事にあります。
よくある質問
建設リサイクル法の
解体を頼む持ち主(発注者)です。
延べ面積80平方メートル以上の建物が対象です。
石綿の
結果の報告は、元請けの解体業者がします。
滅失登記は
建物がなくなった日から1か月以内です。
親の
相続人の1人から、戸籍などを付けて申請できます。
空き家を解体する前に今日できること
空き家の解体では、工事の前と後に届けや登記が要ります。
- 建物の
延べ面積を、 登記事項証明書や 固定資産税の 通知で 確かめる - 見積もりの
ときに、 どの 届けを 誰が 出すかを 業者と 決める - 取り壊した
あとの 滅失登記の 段取りを 決めて おく





