親が亡くなり、実家の片付けをすることになりました。
物が多すぎて、どこから手を付ければいいのか分かりません。
実家の片付けは、捨てる物ではなく、残す物を先に決めるところから始めます。
残す物が決まれば、あとは「それ以外」を片付けるだけになるからです。
片付けが進まない理由は、量だけではありません。
思い出の物を前にして手が止まるのは、めずらしいことではありません。
この
- 実家の
片付けが 止まりやすい 理由が 分かります - どこから
手を 付けるか、 区切る 順番が 分かります - 自分で
やる 範囲と、 業者に 任せる 範囲の 分け方が 分かります
実家の片付けは止まりやすい
実家を片付けきれず、空き家のままにしている家は少なくありません。
使い道のない空き家のうち、85.2%は1年たっても空き家のままでした。
今後も「空き家として持っておく(物置を含む)」と答えた人が40.6%で、いちばん多くなっています。
出典は 国土交通省「令和6年空き家所有者実態調査 結果のポイント」(PDF)です。
片付けの手が止まる理由は、物の量だけではありません。
知恵袋には、こんな声がありました。
親の四十九日が終わり、今無人の実家の片付けをしています。今後空にして賃貸にでも出すつもりですが、いくら片付けでも片付く気がしないし、何より思い出深い物も多いし、気持ちが落ち込みます
出典は Yahoo!知恵袋の投稿(2026年5月)です。
家そのものへの思いで、決められない人もいます。
空き家の実家を売却する勇気のないかたいてますか?思い出が沢山詰まってて、立地もよく、そもそも父が土地を探してきて、設計した家です。
出典は Yahoo!知恵袋の投稿(2026年9月)です。
気持ちが追いつかないまま全部を片付けようとすると、途中で止まりやすくなります。
先に残す物を決めて、決める量を小さくします。
どこから手を付けるか区切る順番

実家の片付けは、次の順に区切ると進めやすくなります。
- 通帳や
権利証、 保険の 書類など、 大事な 書類を 探して 別に しておく - 形見と
して 残す物を、 家族で 決めて 箱に 分ける - 部屋ごとに
区切り、 物の 少ない 部屋から 始める - 売れる
物は、 買取やリユースに 回す - 残った
物を、 市区町村の ごみの 出し方に 合わせて 分ける
国民生活センターも、残しておく物と処分する物を、はっきり分けておくよう勧めています。
出典は 国民生活センター「遺品整理を頼むときは、事業者選びは慎重に」です。
思い出の物は、無理に捨てなくてかまいません。
迷う物を入れる箱を1つ決めて、あとで家族と見直すと、手を止めずに進められます。
相続した財産を処分すると、相続を認めたとみなされ、相続放棄ができなくなることがあります。
相続放棄を考えているときは、片付けを始める前に決めます。
条文は e-Gov 法令検索の民法 第921条で読めます。
自分でやる範囲と業者に任せる範囲を分ける

全部を自分でやるか、全部を業者に頼むかの二択ではありません。
残す物を分けるところまでを自分でやり、運び出しと処分を業者に頼む形もあります。
- 自分で
やる 物が少ない、 期限に 余裕が ある、 家族の 人手が ある 人 - 半分だけ
自分で 残す物はやる 自分で 分け、 大きな 家具の 運び出しを 頼みたい 人 - 業者に
任せる 家じゅうに物が 残っている、 遠方で 通えない 人
どこまで自分でやるかの線引きは、次の記事にまとめています。
業者に頼むときの費用の目安は、次の記事にまとめています。
片付けのあとに売るか活かすかを決める
片付けと、家をどうするかは、別々に決めてかまいません。
家を手放すつもりなら、片付けずに、家財が残ったまま買い取ってもらう形もあります。
片付けを先にするか、家財ごと手放すかで、かかる手間と費用が変わります。
家を残すなら片付けが先、手放すなら片付けずに売る形も比べます。
家財を残したまま手放す方法は、次の記事にまとめています。
よくある質問
実家の
物の量と人手、家の広さで変わります。
業者に頼むときは、見積もりのときに作業の人数と日数を聞いておきます。
思い出の
無理に捨てなくてかまいません。
迷う物の箱を1つ決めて、あとで家族と見直します。
兄弟が
作業を受け持つ人と、費用を多めに持つ人で分ける形もあります。
分け方は、兄弟で話し合って決めます。
実家の片付けを始めるために今日できること
実家の片付けは、残す物を先に決めるところから始めます。
気持ちが追いつかない物は、急いで捨てなくてかまいません。
- 通帳や
権利証などの 大事な 書類を 探して、 別に しておく - 形見と
して 残す物の 箱と、 迷う物の 箱を 1つずつ用意する - 退去や
売却など、 片付けの 期限が あるかを 確かめる
残す物が決まれば、片付けは「それ以外」を運び出す作業に変わります。




