墓じまいをして、親の遺骨を永代供養にしようと考えています。
あとで後悔しないか心配です。
どんなことで後悔する人が多いんでしょうか。
永代供養で後悔しやすいのは、ほかの人と一緒に納めたあとに、遺骨を取り出せないと知ったときです。
別の場所に移したくなって、高い費用を求められることもあります。
国民生活センターにも、永代供養墓から遺骨を移そうとして、高額な離檀料を求められた相談が寄せられています。
この
- 永代供養で
後悔しやすい 場面が 分かります - 申し込む前に
確かめる 4つの ことが 分かります - 決める
前に 家族で 話しておくことが 分かります
今のお墓を閉じて永代供養に移すなら、墓石の撤去の見積もりも必要です。
墓地に石材店の決まりがなければ、見積もりは窓口を通して頼めます。
石材店の決まりがない墓地なら
PR
- 見積もりの
依頼は 無料だと、 公式サイトに 書かれています - 申し込みの
目的に 「墓じまいを したい」を 選べます - 石材店から
直接電話は かからないと 書かれています
北海道・高知県・徳島県・島根県は、この窓口の対象外になることがあります
永代供養は法律で決まった言葉ではない
「永代供養」という言葉は、墓地埋葬法には出てきません。
お寺や霊園ごとに、中身が違います。
条文は e-Gov 法令検索の墓地、埋葬等に関する法律で読めます。
「永代」と付いていても、ずっと骨壺ごとに供養してもらえるとは限りません。
一定の期間は骨壺ごとに保管し、そのあとでほかの人の遺骨と一緒に納める(合祀する)形もあります。
くわしくは、次の記事にまとめています。
永代供養で後悔しやすい3つの場面

一緒に納めたあとに取り出せない
ほかの人の遺骨と一緒に納める形では、一緒にしたあとは遺骨を取り出せません。
東京都の霊園も、一緒に納めたあとの遺骨は返さないと規則で決めています。
出典は 東京都霊園条例施行規則です。
あとで親族から「近くに移したい」と言われても、一緒に納めたあとは移せません。
移したくなったときに高い費用を求められる
国民生活センターには、次のような相談が寄せられています。
遠方のお寺の永代供養墓に納めた両親の遺骨を近くの霊園に移したいのに、お寺から高額な離檀料を求められて進まない。
出典は 国民生活センター「墓・葬儀サービス(各種相談の件数や傾向)」です。
宗派が違って解約料を求められる
同じく国民生活センターには、お寺に宗派を確かめて墓地を買ったのに、あとで別の宗派だと分かり、解約しようとしたら解約料を求められた、という相談もあります。
申し込む前に、宗派を問わないか、問うならどの宗派かを書面で確かめます。
申し込む前に確かめる4つのこと
国民生活センターの『国民生活』2025年12月号で、法社会学者の森謙二さんは、遺骨を預かる側が、どこで、どう、いつまで管理するかを契約や規約で決めておく必要があると書いています。
出典は 国民生活センター『国民生活』2025年12月号「祭祀継承制度の限界と墓地埋葬法の現代的課題」(PDF)です。
これに、あとで移すときの決まりを加えた4つを確かめます。
- どこで
管理するか (お寺の 中か、 別の 納骨施設か) - どう
管理するか (骨壺ごとか、 ほかの 人と 一緒か) - いつまで
骨壺ごとか ( 何年たったら 一緒に 納めるか) - 別の
場所に 移すとき、 費用や 決まりは あるか
4つを紙に書いてもらうと、代替わりしたときにも話が伝わりやすくなります。
一緒に納める時期で選ぶ形は、次の記事にまとめています。
決める前に家族で話しておくこと

一緒に納めたあとは取り出せないので、家族や親族の考えを先に聞いておきます。
- 遺骨を
どこに 置きたいか - お参りに
行ける 場所か - 一緒に
納めても よいか、 骨壺ごとがよいか
墓じまいで親族の同意がどこまで要るかは、次の記事にまとめています。
よくある質問
永代供養に
そうとは限りません。
一定の期間のあとで、ほかの人の遺骨と一緒に納める形もあります。
一緒に
取り出せません。
東京都の霊園も、一緒に納めたあとの遺骨は返さないと決めています。
永代供養墓から
一緒に納める前なら、改葬の許可を受けて移すことができます。
お寺によっては費用を求められることがあるので、申し込む前に決まりを確かめます。
永代供養で後悔しないために今日できること
永代供養で後悔しやすいのは、一緒に納めたあとに取り出せないと知ったときや、移したくなって高い費用を求められたときです。
- 家族や
親族に、 遺骨を どこに 置きたいかを 聞く - 候補の
お寺や 霊園に、 4つの ことを 書面で 確かめる - 一緒に
納める 時期と、 移すときの 決まりを 比べて 選ぶ
遺骨の行き先をほかの形と比べたいときは、次の記事にまとめています。




